【記 録】
（１２月２５日）
長谷村の道路にある温度表示板は、-10℃になっていた。これから行くところは、一体何℃だろう。地図を見ながら、なんとか戸台駐車場まで到着。車は0台。今日は外が明るいので、恐くない。
踏み跡を辿り、いざ出発。鹿にキャーと鳴かれながら、どんどん進む。途中、休憩すると指の先がジンジン痛くなる。無風快晴、気温は低い。
北沢長衛小屋の営業は27日からなので、幕営料はいらないとのこと。前の人が整地した跡をそのまま使わせてもらい、テントを張る。水は沢からとる。
山梨放送によると、明日は天気が下り坂。やることもないので、ラジオを友だちに早めに就寝。
（１２月２６日）
昨日はなかった風が、今日はテントを揺らす。水筒の水が全て凍っていて、解凍からスタート。予想外だったので、出遅れてスタート。
踏み跡が一番しっかりしていた長衛荘の前まで戻って、登り始める。途中で雪が降り始める。五合目少し上で、アイゼンをつける。
せっかく出た太陽は、雲に隠れてしまう。左右に見えていた山は、ガスに包まれ見えなくなってしまう。
森林限界を越えると、前方の視界が良くない。もう少しだけと、自分に言い聞かせながら小仙丈ヶ岳に到着。後ろを振り返って、前を見て、風が一瞬強く吹いて諦めた。
あとは下るだけ。一人テントは寒いので、お茶を飲んだら戸台まで下りることにした。
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